B『輸出入取引き』

ステップ1-① 取引先の選定

輸入:輸入する商品が国内の各種法令の規制対象となるか、関税率・関税額がいくらになるのかなどのチェックを行い、輸入することが自社にとって有益なのかどうかを十分に検討します。購入したい商品を決定し、候補となる取引先を探します。WEBサイト検索やJETROのデータベース検索といった公開情報から取引先を探す方法もありますが、インド企業の選定にあたっては信頼できる人脈からの紹介という方法も有効な場合があります。

輸出:自社商品の中で、海外市場でも通用する強みのある商品は何かを市場調査します。また、同時に輸出しようと考えている自社商品が、相手国側で許可・申請の対象品目か、あるいは法定検査が必要かなども確認します。調査の結果、輸出するという意思決定がなされること並びに輸出する自社商品が決定したら、売り込み先を探します。
売り込みの段階においては、サンプル品の要求、スペックやデザイン等に関する質問や要求など、売り込み先企業から様々な問い合わせが発生します。忍耐強く且つ誠実にこれらの問い合わせに対応する姿勢を保ちつつ、自社にとって最適な落としどころはどこなのかを明確にしながら交渉を進めることが重要となります。

ステップ1-② 契約交渉・契約締結

取引交渉:売買取引きを行ううえでの、取り決め事項について自社の意向を準備し、交渉に臨みます。
一般的な貿易取引きにおいて必要となる取り決め事項には、以下のものがあります。↓
・商品価格
・決済通貨
・決済方法
・時期
・品質
・数量
・輸送方法と引渡時期
・梱包条件
・検査方法と検品のタイミング
・アフターサービス
・PL(製造物責任)に関する扱い
・トラブル時の対応
国内取引と違い長い距離の輸送が必要なため、輸送途中に商品が失われたりトラブルがあった際の責任分担、つまり商品の引渡し場所や貨物保険の付保など、いわゆる貿易取引条件についても取り決めることが必要です。

契約締結:交渉内容について、双方の合意が成立したら、契約書を作成し、締結します。合意に至るまでの交渉は、相当タフな交渉になることが多々ありますが、納得できないままサインしてしまうようなことは決してせず、自社のみでの判断に迷う場合は、法律家やコンサルタントなどの国際取引の専門家のアドバイスを得ることも有益です。

ステップ2:貨物の輸出

ステップ2-① 輸送手段の決定
通関業者(乙仲とも呼ばれる)を通じて、船や航空機の予約を行う。また、輸送中の事故などに備え、貨物保険を付けます。

ステップ2-② 保税地域への搬入
通関業者が指定する保税地域へ貨物を搬入します。

ステップ2-③ 通関手続き・商品の積込み・輸送
輸出者側で輸出通関、積込みの手続きを行います(貿易条件によっては、輸入者が行う場合もあります)。輸入通関手続きを輸入者側で行います。

ステップ3:代金の決済

ステップ3-①代金決済・商品の引き取り
輸入者は代金を支払い、貨物を引き取ります。ただし、決済のタイミングは契約条件によって異なります(前払いか後払いか、海外送金決済か信用状(L/C)決済かなど)。