多くの外国人が集まる都市バンガロール

カルナータカ州内務省がこの度発表した外国人登録者の最新調査によれば、2014 年 1 月末時
点で、バンガロールには 174 カ国に及ぶ 2 万7,782 人の外国人が居住している。バンガロールは、
インド国内で最も住みやすい都市と評価され、Fortune500 社のうち、200 社以上が拠点を持って
いる背景には、バンガロールの研究開発(R&D)センター等に務めるアメリカ人の存在が一番多
い。日本企業の進出も加速しており、日本人の存在が今後一層高まっていくものと期待される。
今回の調査では、全体の約 20%を占める米国の 5,312 人をはじめとして、イラン 1,747 人、
イエメン 1,336 人、コンゴ 1,232 人、イラク 1,131 人と、中東アジアやアフリカ地域の外国人居
住者が多い。面白いことに、ベリーズ、ガボン、ナウルなどほとんど知られていない国からの人
もバンガロールに滞在し、同市の知名度が世界的に波及されているといえる。同省の分析によれ
ば、充実した雇用機会と生活条件などが彼らの主な滞在要因となっているとしている。

インド-バンガロール地図

 

 

<グローバル IT 企業と優れた教育機関が牽引>
バンガロールは、海抜 920 メートル、デカン高原の南に位置し、年間を通じて比較的過ごしやすい気候に恵まれており、古くから国防産業中心地である。同産業の発展に伴いサービス業が進出し、エンジニアなどの教育機関も充実して行った。こうした背景には 90 年代にインド経済の自由化に伴い、米国との取引を中心とする IT 関連企業がバンガロールに集積し始め、欧米人の 存在も多く高まった。
バンガロールには現在、約 2,900 社以上の IT 企業が拠点を有しており、IT 輸出だけでカルナータカ州の州経済成長率(GSDP)における約 21.5%に寄与している。

 

 

<加速する日系企業の進出>
一方、バンガロールでの外国人登録者数で 8 位を占める日本(999 人)からのバンガロールへ
の進出も年々加速している。バンガロール市への総投資額のうち 18%は日本からの投資である
ことに加え、現在、日本からの進出企業は約 270 社。ビジネスホテル、レストランに加え、今年
2 月には日本式の総合病院が開業するなど、邦人のための生活環境も整備が進んでいる。また、
空路、道路、鉄道に加え、高架メトロを導入するなど、州内の主要な都市や町へのアクセスを整
え、国内およびあらゆる国際市場への接続を可能にするなど、都市の物理的な輸送インフラの整
備を積極的に行っている。こうした生活および経済インフラの改善が功を奏し、日系企業は製造
業のみならず、IT・サービス業の進出も増加している。バンガロールでの日本の存在感は益々高
まっていくはずだ。

(出所:JETROインド経済短信No.388)


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